himac APPLICATION
No.69 DECEMBER 1994
  • CP100α形高性能分離用超遠心機
  • P100ATアングルロータによってヒト血清中から分離されたリポタンパク質の純度検定

血清中に含まれているリポタンパク質は脂質の代謝に密接な関係があり、高脂血症に関する研究分野で注目されています。ここでは、CP100α形高性能分離用超遠心機を用いてVLDL、LDL、HDLを分離し、それぞれの純度を検定しました。

1. 使用機種

本体:CP100α形高性能分離用超遠心機
ロータ:P100ATアングルロータ
チューブ:4.7PCアツチューブ(ただし、ここで使用したチューブは再使用しないで下さい)
キャップ:B-Tiリッド(60,000rpm以上で遠心する時には必ず使用して下さい。チューブが変形してロータから抜けなくなることがあります)

2. 検定結果

ポリアクリルアミドゲル電気泳動*により純度を検定しました。その結果、各画分とも目的のリポタンパク質のみのシングルバンドとなり、分離が高純度で行われていることを確認できました。


* ポリアクリルアミドゲルリポプロテインディスク電気泳動用試験薬;リポフォー(常光)

3. 分離方法


比重液の組成1)
・比重液A(1.006g/cm3): NaCl 11.40gとEDTA−2Na 0.1gを1,000mlのメスフラスコにいれ
  蒸留水500mlと1N NaOH 1mlを加えて、よく攪拌し溶解させる。
  ついで蒸留水で1,000mlとし、さらに蒸留水を3ml加える。(NaCl:0.195mol)
・比重液B(1.182g/cm3): NaBr 24.98gを100mlの比重液Aに加える。(NaCl:0.195mol, NaBr:2.44mol)
・比重液C(1.478g/cm3): NaBr 78.32gを100mlの比重液Aに加える。(NaCl:0.195mol, NaBr:7.65mol)

  • (参考文献)
  • 1) 生化学実験講座 第9巻 ”脂質の代謝”, p.454-456(東京科学同人).